人の仕事を奪って忙しくしている「頼りになる人」
『部下やチームメンバーのフォローで振り回される』
『自分が立ち回らないと仕事が止まる』
このように感じたことはありますか?
もし、あるのであれば
人の仕事を奪っているかもしれません。
さて
頼りになる人とは、どのような人でしょう。
社内外に人脈があって、アドバイスもしてくれる。
経験も多く、思慮深い。
他部署への顔つなぎもしてくれる。
そんな「頼りになる人」に
なりたいと思う方も多いのではないでしょうか。
仕事に慣れて、
仕事を上手くこなせるようになると
だんだん「頼りになる人」になっていきます。
ここで、
頼りになるが故に、
部下が本来やるべき「次の対応」を
引き受けてしまうと、
忙しくて捕まらない上司になってしまいます。
例えば、トラブルが発生した時。
「一度こちらで対応を考えてみるよ」
このように言おうものなら、
その瞬間からその仕事は
部下のものではなく、自分のものになります。
部下の気持ちは晴れ、
そこから自分が対応に追われることになります。
終いには「あの件は進んでますか?」と
部下にフォローされるようになってしまうでしょう。
こんな経験がありますか?
この問題には、
下記のようなことを決めて進めます。
①「次の対応」とは何か決定する
②「次の対応」の担当者を決める
③万一のリスクに備える
④進捗報告の日時と場所を決める
各項目とも、
決めるべきものが決まるまで
話し合いを終えないことが重要です。
自分で進めるほうが
お願いするよりも楽でしょう。
しかしそれは、
「部下の成長する機会」を奪っています。
どうか、人の仕事を奪って
喜んで「忙しいんだ」なんて
言わないようにして下さい。
▷『1分間マネジャーの時間管理』より一部参照